進藤宏希とのツーマンを終えました。
と、その前に、コジマ憂唯ちゃんの個展でのライブを見ていただいた方々ありがとうございました!
いろいろと遅くなって申し訳ない。
日記なんて中学生から大学生までほぼ毎日ノートにしたためてたのに、いざ「ブログ」となると腰の重いもんで。ただ、憂唯ちゃんの個展はすごい良かった。あの空間、あの絵に囲まれて、そしてそれを作った人を前にして演奏できるのはとても嬉しい。
新曲でやっている「北方僻地」というのはそういう曲やん。
胸まで雪に埋まったスーツ姿の薄い色味の男の絵が、まったく同じ構図で3枚並んであり、
ただ、そのままキャンバスサイズが徐々に小さくなって、並んでいる。
その展覧会で、僕は4枚目にある場所に座っていて、そこでやる曲
という空想でできた曲です。
進藤宏希とのツーマンでもやれて、あいつもそれについて話してくれて嬉しかった。
おれがあいつを意識したのは初めて対バンした日ではなかった。
そのときは、「やたらとアウトロの長いやつやな」ぐらいにしか思ってなかった。
ただ、縁があってあいつの「中学15年生の音楽会」というイベントに呼んでもらって、
そのイメージはガラッと変わった。
礒野聖矢や、伯川修平や、若い世代でとても良い音楽やライブをしている人達が増えて、
正直、刺激をもらって、背筋を伸ばすことが多い中、ディスるわけではなく笑、やっぱり、機材(エフェクター)を使わずに、どこまで自力で、人間だけで、ただの丸腰で、やれるのかを意識する。
それは、自分が機材にうといからかもしれない。
が、進藤宏希がそれをやってのけるから、というのが一番の理由かもしれない。
それは「個」である。ツーマンライブでやってた「宇宙なんかない」とかはもうニヤニヤしっぱなしになる。
ヘンテコなインプロっぽいギターに、どこで合わせてるのかわからないメロディーを乗っけて、
あいつは「宇宙なんかない」と歌う。
最近は、”プロ”は、そういうジャンルであり、”(僕が思う)アマチュア”は、そういうジャンルだなあと思う。つまり、技術は追いついてるけど、ジャンルだけが違うのだなあと。
そんな中で、進藤宏希の「個」は、そんなものも関係なく、境界線をまたいで、反復横飛びする。
だから尊敬するし、ライバルであるし、頼もしく、気胸が心配でもある。
あいつの再始動の日にツーマンライブをさせてくれた扇町パラダイス、そして安井さんありがとうございました!安井さん誕生日おめでとうございました!
セットリスト
1.イントロダクション
2.ロードショー
3.solitude
4.血
5.露
6.wentsly
7.丸砂
8.扉は閉ざされたまま(進藤宏希のコピー & 安井さんバースデイソングver.)
9.アメミ
10.ヤングベースボール
11.北方僻地
12.渡航の一日
13.旅に出る
14.ツバメのマーチン
進藤宏希のCDはみなさん聴いているだろうか。
普段、ライブハウスで買うCDは、個人的に一過性のものが多くて、続けて聴いたりするものは少なかったりする中、進藤宏希の新譜は、たまーになんか聴きたくなる。
不思議なもんで。
でも、聴いてない人もきっといるだろうから、改めて聴いてもらうために、新譜の3曲目をコピーした。
その意図は伝わらなくても良いが、なんせ、イントロは3拍子で、歌入ったら4拍子になってもう右手が迷子もええとこで、一応やりきったけど、ご本人の方が当然うまく、感情ものってる。
そういうのをCDを通して感じてもらえたらと思って勝手に無許可でやりました。
3年前のツーマンで「UFO」をテーマにお互い書き下ろした曲もあいつはやってて、やはり素晴らしかった。
あの短期間で(当時)よくあそこまでやれるよねー
おれの曲も覚えてくれてて嬉しかった。
ドキュメントフィクションという、原発について考えた曲、ということも覚えてくれてた。嬉しい。
あとは、進藤宏希の曲は、ほとんど歌えるのがすごい。
メロディーと歌詞の乗せ方が秀逸な所為だろう。
大好きな「オータムソング」も聴けたし、「無名の天才」も「breathing」もやってないのに、素晴らしかった。ジオラマのやつもいいな。でも「箕面」は”タッタータラララー”で終わるべきやな。
とりあえず、人間一人であそこまでよくやれる笑
再始動おめでとう!
まだまだ言い足らんけど、まあいい。わかる人はわかるやろうー
重田もようやってるよなあ。それはまた今度。
スケジュールアップしましたが、どれも楽しみすぎて、対バン凄すぎて震えてます(ビール飲んでます)。
また、やるか!