ここまでの話


「扇町パラダイス」が「扇町ダイス」だった頃、僕はまだ21歳で、外でライブ活動なんかをしたこともなかった。そのときは本城タカヒロさんがブッキングで、ライブ終わりの精算の感想で、「バーバーバーバー!てあの曲いいよね!」てすんごいざっくり褒めてくれたのを今でも覚えている。

 

CDで発表した曲以外になんか自分の曲あったような気がしたけれども忘れた。 -

 

とにかく一番最近の新曲の歌詞を書きます。

今回のブログも精神と時の部屋からお送りします。

 

おっすオラです!いつぞやのゴクウです!

 

 

 

「旅に出る」

 

いいなあ その声が欲しい

海沿い 石坂を隙間風が抜ける

 

潮の匂いがこびりついてとれないから 旅に出るんだ

 

登って 頂上! 頂上! 頂上!

 

(ここでテンポ チェーーーーーンジ!!)

 

群青の空に祈る

群青の空に祈る

 

あのこは本を借り 学んで街へ

大きな憧れは傍にある人に近しい

 

登って 頂上!頂上!頂上!

 

 

 

 

※補足

夜空は真っ暗闇ではなくて、だんだんと青のグラデーションが濃くなる群青だと見て知って、なんだか明るいなと思ったのです。

 

 

 

ー それから色んなバンドと対バンさせてもらえて、たくさんのアルコールを胃袋に入れては外へ出させてもらえて、まるで人生みたいな人生だと俯瞰したものですが、いま考えれば、誇りを持って「自分の人生です!」と言える。

 

 

9月6日での活動休止についてご報告します。

一番の原因は、創作意欲の減退です。

いままではこれができたら次!次!と毎夜テンションあがっていたのですが、いまは自分を律することを優先しています。

とは言え、幸薄ボーイの代償として自由を命じられたので、ご迷惑をかけた方々もいます。

本当に申し訳ありません。

いや、要は全て自分の所為ですが!

 

次の原因は、音楽家に就職したわけでもないのに、結果社会常識としての交流に疲れたことです。

もちろんCDを売れば立派な商売ですし、音楽家に就職したようなもんですが、それを強制されたくもなければ、不信感を持ったまま続ける義理もないわけです。

自分のために自由でいたはずが、いつしか、誰かのための自由を演じているのも、「表現する」ということに違和感がありました。

バンドを組んでいた頃のB.Vo富永鉄兵というやつは、同郷(大阪狭山市)で中学も一緒、バレーボール部も一緒、高校も一緒、ハンドボール部も一緒。

毎日、もう一人とと3人で帰る日々でした。

その頃から麻雀をして、キノコの里やらア○○カっぽいのを食べて、eastern youthを聴いて、あいつはものまねラジオを録音したりなんかして、劇団や映画や小説や妖怪人間を見てゲラゲラ笑って、とにかくいけてない奴等が、何もない住宅街で日々に夢中でした。

大学こそ違ったものの、21歳でまたバンドをさせてもらうことになって、僕はあいつも含めて、認めてほしかったんだと思います。

それが演じる自由だったんだと気付いたのは、この歳になってようやく僕が一人だと知ったからです。それは良い意味です。

 

最後の理由は、親孝行をしたい。もちろん音楽やライブや活動をしてても、孝行できてる人はできているし、本当に尊敬します。僕はただのゴクウですから、何にもない。

身分相応に、ピラミッドの底辺として、ピッコロたちとがんばります。

 

そんなわけで、「旅に出る」という曲を作りました。

 

ここまで長い文章を読んで頂いてありがとうございました!

本当にお世話になったたくさんの方々ありがとうございました!

 

どうせまたすぐ音楽をやり始めるのかもしれませんし、全くしないかも知れません。

無職のゴクウには何もわかりません!

 

もうええか、ゴクウ飽きてきたな。

 

ツイッターなんかで見かけることもあるでしょうが、一旦活動はお休みします。

人として成長して、大好きなギターを弾いて、また曲を作りたい!と創作意欲が再燃したときは、お知らせします。

 

あと数本あるライブはもちろん人間力開放して全力で演奏します!

こんな半端もんに、こんな素晴らしい人生を本当にありがとうございました!!